皆さん、こんにちは!
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東京ラスク社員であり大の映画好きな私 Haruが、「おやつのお供に観たい映画」をご紹介していくこのブログ。
映画について語りつつ、ラスクに合う楽しみ方もちょっと添えて。
ぜひ、ラスクとお気に入り映画で心ほどける時間をお過ごしください。
第89回では、1980年代のニューヨークを舞台に、一人ぼっちで暮らす犬とロボットの友情をセリフなしで描くアニメ映画を紹介します。
シーンのひとつひとつが全て愛おしく、悲痛なほど美しい友情に温かい涙が流れる作品です。
個人的にもとても大好きで、生涯のベストアニメ映画のひとつです。
そして何より、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの名曲"September"の使い方が最高で、映画を見た後にこの曲を聴くと、いつもこの映画のことを思い出します。
第96回アカデミー賞の長編アニメーション映画賞にノミネートされました。
○ロボット・ドリームズ(2023年製作)
スタッフ・キャスト
監督:パブロ・ベルヘル
~あらすじ~
ニューヨークのマンハッタンで一人暮らしをするドッグは孤独を感じ、通販番組で注文したロボットを自ら組み立て始める。完成したロボットとドッグは友情を深め、夏になるとドッグとロボットは海水浴へ出かけるが、ロボットは錆びついて動けなくなってしまう。ドッグはロボットを修理しようとするが、海水浴場はシーズンオフで閉鎖されてしまい、2人は離ればなれになる。
引用:MOVIE WALKER PRESS(https://press.moviewalker.jp/mv85396/)
◆見どころポイント◆
①セリフがないからこそ伝わる、まっすぐな友情
この映画の大きな特徴は、登場人物が一切言葉を話さないことです。
一般的なアニメーションのような会話はなく、物語はすべて表情や動き、そして音楽によって語られます。それにもかかわらず、ドッグとロボットの関係性や感情は驚くほどはっきりと伝わってきます。
最初はぎこちないふたりが、少しずつ距離を縮めていく様子はとても愛らしく、見ている側も自然と笑顔になります。
一緒にテレビを見たり、街を歩いたり、ただ並んで座っていたり。そんな何気ない時間が積み重なることで、「友達と過ごす時間」の温かさがじんわりと感じられるのです。
言葉がないからこそ、古今東西の観客が自分の感情をそのまま物語に重ねることができます。
説明が少ない分、想像力が働き、ドッグとロボットの関係をより深く感じ取れるのです。
観ているうちに、「友達っていいな」と素直に思わせてくれる、やさしい映画体験がここにあります。
②“別れ”と“時間”をやさしく描く物語
この映画の魅力は、単なる友情物語にとどまらず、「出会い」と「別れ」、そして「時間の流れ」を丁寧に描いている点にあります。
人生では、大切な人とずっと一緒にいられるとは限りません。思いがけない出来事で離れてしまうこともあります。
この作品は、そんな現実を決して重く描くのではなく、静かでやさしい視点で見つめています。
ドッグとロボットが離れてしまったあとも、それぞれの時間は続いていきます。
新しい出会いがあったり、楽しい瞬間があったり、少し寂しい夜があったり。そうした日々の積み重ねが、観客に「人生は前に進んでいくものだ」という感覚をそっと伝えてくれます。
誰もが経験する「誰かと過ごした時間の大切さ」、そして「いつか負った前向きな傷」を、やさしく思い出させてくれる作品なのです。
③ニューヨークの街を舞台にした、豊かなビジュアル世界
物語の舞台となるのは1980年代のニューヨーク。映画の中では街の風景や文化が細やかに描かれ、観ているだけでその時代の空気を感じられます。
高層ビルが立ち並ぶマンハッタン、にぎやかな通り、公園、ビーチ。
さまざまな場所でドッグとロボットは時間を過ごします。どのシーンも色彩がやさしく、どこか懐かしい雰囲気が漂っています。
また、この映画の登場人物はすべて動物たちです。犬や猫、ウサギ、鳥などが人間のように暮らしている世界がとてもユニークで、背景の隅々まで見ているだけでも楽しい発見があります。
さらに、作中で流れる音楽がこの街の雰囲気をより豊かにしています。ポップで軽やかな楽曲が流れる場面では思わずリズムに乗りたくなり、静かなシーンではしみじみとした気持ちになります。
映像と音楽が一体になって、観客をやさしい世界へ連れていってくれるのです。
細かなディテールも楽しく、例えば、ドッグの部屋に映画『ヨーヨー』やイギリスのロックバンド"ピンク•フロイド"のアルバム『狂気』のポスターが貼ってあるのもウィットに富んでいます。
まとめ
『ロボット・ドリームズ』は、派手な展開や多くのセリフに頼ることなく、映像と音楽だけで友情や時間の尊さを伝えるアニメーションです。
ドッグとロボットのささやかな日常は、観ているうちに自分の思い出と重なり、いつの間にか心に深く入り込んできます。
笑顔になれる瞬間と、少し切ない気持ちが静かに共存するこの映画は、観終わったあとに「いい映画を観たな」と心から思えるまっすぐな作品です。
それでは、映画とともに 素敵なラスク時間を







