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東京ラスク社員であり大の映画好きな私 Haruが、「おやつのお供に観たい映画」をご紹介していくこのブログ。
映画について語りつつ、ラスクに合う楽しみ方もちょっと添えて。
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第10回では、ジム・キャリー主演、嘘がつけなくなってしまった弁護士の奮闘を描いた抱腹絶倒のコメディ映画を紹介します。
『マスク』や『エース・ベンチュラ』などの作品で知られ、日本でも人気を誇るコメディ俳優ジム・キャリー。『マスク』などの代表作に比べると本作『ライアー ライアー』はそこまで知られてはいませんが、個人的にはジム・キャリーの最高傑作のひとつだと思っています。
○ライアー ライアー(1997年製作)
スタッフ・キャスト
監督:トム・シャドヤック
フレッチャー役:ジム・キャリー
オードリー役:モーラ・ティアニー
サマンサ役:ジェニファー・ティリー
~あらすじ~
フレッチャー・リードは自他共に認める一流の弁護士。どんなに無理な依頼でも、彼は得意の“嘘”で無罪を勝ち取ってしまう。そのいかなる時も嘘をついて切り抜ける姿勢は私生活でも変わらず、そんな彼に妻のオードリーは愛想を尽かして息子のマックスを連れて出て行ってしまう。それでも彼は嘘をつくことをやめず、マックスの誕生日パーティをすっぽかし、またも適当な嘘でごまかすのだった。その夜、傷ついたマックスは「パパが一日だけでも嘘をつきませんように」と神に願う。するとフレッチャーは絶対に嘘をつけないようになってしまった。そして順調だった彼の人生は一変する。
引用:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC_%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC)
◆見どころポイント◆
①ジム・キャリーの圧倒的なコメディ演技
本作の最大の魅力は何といってもジム・キャリーの爆発的なコメディセンスです。
嘘がつけない状況に追い込まれた主人公を演じる彼は、全身を使ったリアクションと縦横無尽な表情の変化で観客を虜にします。
例えば、自分の本音を抑えきれず苦しむ様子や、真実を口走ってしまい焦る瞬間は、キャリーならではの身体表現で笑いを誘います。
またキャリーの演技にかかれば、職場や自宅などの日常的なシチュエーションが、どこか非日常的な楽しい空間に見えてきます。
真面目でありながらコミカル、繊細でいて大胆。ジム・キャリーの表現の幅広さが光る作品です。
②嘘と誠実さーテーマ性の深さ
本作は単なるコメディに留まらず、「嘘をつくことの意味」や「正直でいることの価値」を真摯に問いかけます。
嘘というものは便利である一方、積み重ねることによって家族の信頼や自分自身の誇りを損なう危うさを持っています。
フレッチャーが一切嘘をつけず真実と向き合うことで、周囲との間に新たな絆が生まれる過程は、コメディであるにもかかわらず深い感動を与えます。
社交辞令や体裁に流されがちな日常を見直し、人として誠実に生きることの大切さを改めて考えさせられるのがこの映画の大きな特徴です。観終えたとき、自分自身も誰かに対して誠実でいたい、と感じられるはずです。
③ コメディとペーソス(哀愁)が織り交ざったストーリー展開
この作品はただ笑いを提供するだけでなく、家族や親子の関係に潜む切なさやぬくもりも丁寧に描いています。
マックスの純粋な願いによって父親が変わっていく過程や、父子がすれ違いながらも徐々に心を通わせる様子には強い共感を覚えます。
また、フレッチャーが人生の分岐点で苦悩し“本当はどう生きたいのか”を探す姿は、親子の再生だけでなく大人自身の成長や後悔、希望にも繋がります。
ドタバタの先にある静かな感動や温かい余韻が、笑いと真逆の感情を呼び起こし、観る人の心に余韻を残します。
まとめ
『ライアー ライアー』は、ジム・キャリーの圧倒的なコメディ演技を存分に堪能できる作品でありながら、家族との絆や誠実であることの大切さといった普遍的なテーマも丁寧に描いています。
嘘をつけないという特殊な設定のもと、主人公フレッチャーが本心と向き合い、次第に成長していく様子には多くの笑いと感動があります。
コメディとして楽しみながら、親子や家族、そして自分自身についても考えさせられる、幅広い世代におすすめの一本です。
それでは、映画とともに 素敵なラスク時間を