日本のチョコレート市場は明確にバレンタインデーに依存しており、毎年2月になると需要のピークを迎えていました。
しかし、最近では年間を通してチョコレートを楽しむ人が増えてきています。
その理由を探るべく、本記事ではチョコレートの概要や効果、さらにおすすめのチョコレート商品までご紹介します!
①チョコレートってそもそもなに?
チョコレートの原料がカカオ豆であることは皆さんご存知ではないでしょうか。
カカオ豆はカカオの木の果実の中にある種子で、実はカカオは神秘的な力を持つものとされていたため、昔は王様や貴族などのお金持ちしか食べられない貴重な食べ物だったんです。
カカオの実の外側の硬い殻は「カカオポッド」と呼ばれており、この中に「パルプ」という甘く白い果肉に包まれた30~40粒の種子であるカカオ豆が入っています。
カカオポッドからパルプごとカカオ豆を取り出して発酵させることで、チョコレートらしい香りや味のもととなる成分が生成されます。
②高カカオチョコレートが人気!その理由とは?
カカオ豆にはカカオポリフェノールがたっぷり含まれています。
ポリフェノールは、血圧低下、動脈硬化予防、美容効果、アレルギーの改善、脳の活性化などあらゆる効果が期待できる成分です。
このポリフェノールが豊富に含まれ、しかも効率よく摂取できる食べ物がカカオ豆を原料とするチョコレートなんです。
また、チョコレートはカカオ含有量によって甘さが違ってきます。
一般的なチョコレートのカカオ含有量は約30~50%で、砂糖やミルクなどを配合することで甘さを引き出しています。
一方、高カカオチョコレートとして分類されるチョコレートのカカオ含有量は70%以上で、砂糖やミルクなどが少ないので甘さが控えめになっており、カカオ特有の味わいを楽しめます。
カカオ含有量が多いほど含まれるカカオポリフェノールも多くなることから、消費者の健康志向の高まりと相まって、近年高カカオチョコレート商品の需要が高まっています。
③ベルギーチョコレートの特徴とカカオ・トレース
今回ご紹介する東京ラスクのチョコレート商品は、本場ベルギーチョコレートの「ベルコラーデ」を使用しています。
ベルコラーデは原料用クーベルチュールチョコレートとして、日本トップクラスのシェアを誇る高品質のベルギーチョコレートです。
その由来はベルギーを意味する“België”と、チョコレートを意味する“chocolade”から名付けられており、高品質の原材料、最適な発酵を経た選りすぐりのカカオ豆、純粋なココアバターや天然由来のバニラ香料が使用されています。
ベルコラーデの生産会社であるピュラトスは、2014年から独自プログラムである「カカオ・トレース」に取り組んでいます。
カカオ・トレースとは、カカオ豆の品質に重点を置き、専門施設でカカオ豆の発酵および乾燥工程を一元管理するというもので、カカオ生産者をサポートしながらより香り豊かで、高品質なカカオ豆の生産につなげています。
なお、東京ラスクのチョコレートもカカオ・トレース認証のチョコレートを使用しています。
④東京ラスクのショコラスクが販売開始!
東京ラスクは、9月17日より期間限定商品「ショコラスク」の販売を開始いたしました。
ベルギー産チョコレートのやさしい口溶けが味わえるこの商品は、以下3つのフレーバーを提供しております。
・ミルクショコラスク
じっくりと焼かれた風味豊かなココアパンに、ミルクチョコレートがコーティングされています。
良質なミルクの風味、カカオの芳醇な香り、そしてサクッとした食感のなかに深い味わいをお楽しみいただけます。
・ラズベリーショコラスク
厳選されたミルクとココアバターによって作られた繊細で気品のあるチョコレートに、ラズベリーがトッピングされています。
チョコ本来のミルクテイストとラズベリーの甘酸っぱさがマッチした味わいをお楽しみいただけます。
・宇治抹茶ショコラスク
香ばしく焼き上がったココアパンに、抹茶チョコレートがたっぷりコーティングされています。
宇治抹茶の香りと旨味、程よい渋みといった和を感じられるラスクです。
これらはそれぞれ6枚入りで税込680円の単品販売からとなっており、お届け期間は2024年4月20日までです。
<チョコレートの隠された味までじっくり堪能しよう>
一口食べると甘さを感じられ、じっくり味わうと香ばしさやほんのりとした苦さも感じられるチョコレート。
今回ご紹介したように、チョコレートには私たちの体にさまざまな効果をもたらしてくれるカカオポリフェノールがたくさん含まれていますが、実はポリフェノールが含まれている食品はほとんどが苦味のあるものばかりです。
そんな苦味成分を砂糖やミルクでうまく包み込むことで、ポリフェノールをおいしく摂取できるのがチョコレートなんです。
これからチョコレートを食べるときは、甘さのなかに隠された苦味までじっくり味わってみてくださいね!